やむやむもやむなし

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自然言語処理やエンジニアリングのメモ

Google Domainsで取得したドメインにCloud DNSでIPを関連つける

備忘的な記事になります。

ちょっと自分用のドメインが必要になったので、Google Domainsでドメイン取得してそれをGCPのCloud DNSを使ってIPの紐付けを行った際の手順を簡単にまとめておきます。

ドメイン取得

今回はGoogle Domainsドメイン取得を行いました。
価格などのことも考えるとお名前.comでもよかったかもしれない

GCPで静的IPを取得する

取得したドメインにアクセスした際にルーティングするIPアドレスを取得します。

GCPVPCネットワークから外部IPアドレスの項目で静的IPアドレスを取得できます。

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静的IPを使用したVMの作成

取得した静的IPを外部IPアドレスとして使用するVMをCompute Engineで作成します。

新規のVm作成時にネットワーキングのところで外部IPに先程作成した静的IPを指定すればOKです。

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ドメインとIPの関連つけ

ドメインと静的IPの関連付けのレコード作成はCloud DNSで行います。

まずはCloud DNSでゾーンを作成します。
ゾーン名には任意の名称を、DNS名には最初に取得したドメインを入力し、DNSSECはオフでゾーンを作成します。

続いてドメインとIPを関連つけるAレコードを作成します。
レコードセットを追加から「リソース レコードのタイプ」でAレコードを選択、IPv4アドレスの部分には先程取得した静的IPアドレスの値を入力し、作成を押します。   (画像のexample.infoは参考用のドメインなのであしからず)

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また wwwサブドメインを登録しておきます。
レコードセットを追加から今度は「リソース レコードのタイプ」でCNAMEレコードを選択、DNS名に「www」を入力し、正規名には取得したドメイン名(例: example.info.)を入力してレコードを作成します。

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ネームサーバーの更新

最後にドメインのネームサーバーがCloud DNSを使用するように設定します。
Cloud DNSのゾーン詳細画面で右側にある「レジストラの設定」を選択するとゾーンに関連付けられたネームサーバーを確認することができます。

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このネームサーバーをGoogle Domainsの方で登録します。
Google Domainsの該当するドメインのページのDNSの項目を選択するとネームサーバーを登録できます。
「カスタムネームサーバーを使用する」を選択し、そこに先程表示されたネームサーバーを4つ入力して保存すればOKです。
(上の画像と微妙にネームサーバーが違うのは許してほしい)

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設定が反映されるのには最大48時間かかります。しばらく待ってみてから自身の登録したドメインにアクセスしてみて静的IPを紐つけたVMへとルーティングされれば設定は完了です。

まとめ

Cloud DNSでやった設定がGoogle Domainsの中でもできたっぽいのでCloud DNSいらなかったかもしれない。